【世界遺産検定1級一発合格#1】4つの勉強法とスケジュールを公開します!
2級合格者のみ受験することができる世界遺産検定1級。
公式テキストがあっても、辞書のように厚いテキストだけだと勉強法に困りますよね。
この度初めての受験で合格することができたので、合格までの勉強時間や勉強方法を紹介したいと思います。
テキストだけではわかりにくい部分をまとめましたので、この記事を見ていただければ時間を省き最短で合格に近づくことができると思います。
時間がない貴方でも大丈夫。私も会社員として働いており残業も多めですが、合格できました。
ぜひこの記事でまとめた方法で勉強してみてください。
Contents
配点と合格点
世界遺産検定1級の配点は以下です。
基礎知識 | 日本の遺産 | 世界の遺産 | その他 |
25% | 20% | 45% | 10% |
問題数は90問、試験時間は90分の4択マークシート形式です。
200点満点中、合格基準は140点以上で、合格率は約20~30%です(難易度が高い試験だった場合、合格点は140点未満へ調整されることがあります)。
合格までの勉強時間
私の場合は、1年ほどコツコツ勉強しました。
1年前ほど前から勉強はしていましたが、2023年7月の受験を目指して、2023年1月からは本格的に以下のような計画を立てました。
[スケジュール]
1月 基礎知識
2月 日本の遺産
3月 日本の遺産(続き)+世界の自然遺産
4月 世界の文化遺産
5月 世界の文化遺産(続き)
6月 時事問題+全体復習
7月初旬 受験
平日は遅くまで仕事をしているので、休日に時間を取るようにしました。
勉強方法
ここからは私が実施してきた勉強法を紹介します。
[勉強方法]
1. 各分野に優先順位をつける
2. 公式テキストを熟読する
3. 過去問を5年分×3回実施する
4. 自分なりにノートにまとめる
順番に見ていきます。
各分野に優先順位をつける
優先度を決める前に、まずは目標点数を決めましょう。
1. 目標点数を決める
2. 勉強する優先順位を決める
目標点数を決める
世界遺産検定1級の出題比率と配点をもとに、目標点数を決めます。
基礎知識 | 日本の遺産 | 世界の遺産 | その他 | 合計 | |
配点 | 50点 | 40点 | 90点 | 20点 | 200点 |
私の目標点数 | 40点 | 35点 | 60点 | 15点 | 150点 |
私が合格したときの点数(2023.7) | 44点 | 30点 | 56点 | 17点 | 147点 |
私が目標とした点数は150点/200点です(合格点は140点)。大事なポイントは、全体の45%を占める「基礎知識」と「日本の遺産」は満点に近い点数を目指すことです。
合計147点と少しぎりぎりでしたが、ほぼ目標とした比率で得点が取れました。
得意分野に重点を置いて、設定してみて下さい。特に得意分野がない方は、上記を参考にしてみて下さい。
勉強する優先順位を決める
上記の目標点数を取るために、勉強する優先順位を決めました。
[優先順位]
1. 基礎知識
2. 日本の遺産
3. 世界の自然遺産+複合遺産
4. 世界の文化遺産
5. その他(時事)
全体の45%を占める「基礎知識」と「日本の遺産」は満点に近い点数を目指すので、初めに力を入れて勉強しました。
次に文化遺産と比べて数の少ない「世界の自然遺産+複合遺産」を勉強。
世界遺産の数は、文化遺産が約8割,自然遺産と複合遺産が約2割となっていますので、効率的に勉強するために、数の少ない分野から押さえていきます。
その後最も遺産数が多い「世界の文化遺産」を勉強。
その他(時事)に関しては、その年の世界遺産委員会開催国, 開催都市, ユネスコ事務局長, その年に起きた世界遺産関連のニュースをチェックします。
時事問題の勉強方法はこちら
公式テキストを熟読する
世界遺産検定公式のテキストを熟読しました。
世界遺産検定1級は、小さい注釈でも太字ではない部分も出題されます。
「テキスト熟読→過去問を解く(後述します)→過去問で出た部分をテキストへマーカーを引く」を繰り返し、問題で出やすい部分を把握しました。
この際も、上述した優先順位を意識します。「基礎知識」と「日本の遺産」に関しては満点近くを目指していたので、この2分野に関してはテキストの内容全てを頭に入れるよう熟読しました。
過去問を5年分 × 3回実施する
私は5年分の公式過去問題集を3回ずつ解きました。
1級の公式過去問題集は、1冊(1年分)に7, 12月の2回分の過去問が載っています(2級とまとめられていて、1級+2級の1年分の過去問が掲載されています)。
上記1~7月の計画の中でテキスト熟読+過去問実施をしていきました。
例えば、1月は「基礎知識」についてテキスト熟読→過去問を解く→過去問で出た部分をテキストへマーカーを引く、を繰り返しました。
世界遺産検定の出題傾向に慣れるためには、過去問を解くことが効果的です。
自分なりにノートにまとめる
テキストを読んでいるだけだと、わかりにくい部分が出てくると思います。
自分が苦手な部分をノートにまとめることにより、理解をすることと記憶に定着させました。
例えば、私がテキストだけだとよく記憶に定着せず、自分なりにノートにまとめた項目, カテゴリは以下です。リンクを貼ったので、ぜひ見てみてください。
[私がノートにまとめた例]
・世界遺産登録に関わる各機関と役割
・憲章, 条約(年表)
・世界で一番○○の遺産
・文化的景観
・その遺産に生息する生物
・その遺産に関係した人物名
など
まとめると記憶に定着しやすいので、ぜひやってみてください。
まとめ
まずは世界遺産検定1級の出題比率を把握し、目標点数を決めましょう。
勉強方法はこちらを参考にしてみて下さい。
[勉強方法]
1. 各分野に優先順位をつける
2. 公式テキストを熟読する
3. 過去問を5年分×3回実施する
4. 自分なりにノートにまとめる
「基礎知識」を勉強する場合…公式テキストの「基礎知識」部分を熟読→過去問題集の「基礎知識」分野を解く→問題に出た部分を、テキストにマーカー、を全分野やっていきます。
そして分かりにくい部分はノートにまとめていきます。
過去問を解く際は、はっきりと分野毎に分かれて記されているわけではないので、自分で「この問題は基礎知識だな」と判断しながら解いていきました(判断はそんなに難しくないですし、分野が混ざった問題も出題されるので大体でOKです)。
次は、基礎知識編をチェックしてみてください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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[…] 2023年には世界遺産検定1級にも挑戦し、こちらも一発で合格しました(世界遺産検定1級の勉強方法はこちら)。 […]
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